「フランスの子どもは夜泣きをしない」を読んで
「フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密」という本を図書館で借りて読みました。
アメリカ人ライターの筆者がフランスで子育てをして、フランス流子育てとの差で気づいたことをつづった本なのですが、すごくおもしろかったです!
今まで読んだ子育ての本の中で、一番自分にしっくりきた本でした。
アメリカ人の子育て感覚はすごく日本人に近くて、筆者が右往左往する子育ての主観には、共感するようなことばかり。今の日本の子育て方法や考え方ってアメリカやイギリスから来たものがベースになっているのでしょうか??
私たちが母乳や夜泣きで翻弄されているのに比べ、パリのママは「子育ての考え方の基礎ができていて、疲弊していない」ように見えるという視点から、話は進んでいきます。
以下は自分自身の考え方と合っていて、教訓になりそうなものを備忘録として記録しておきます。
- 子ども(赤ちゃんであっても)も同じ人間である、つまり小さな大人である
- 親は赤ちゃんを注意深く観察し、赤ちゃんのリズムに従うべき
- 赤ちゃん自身に自分のリズムを学習するチャンスを与える
- 赤ちゃんに「今日は朝までたくさん眠るのよ」と話しかけて、今日よりも明日は上手に眠れると信じる
- 忍耐強くなることを教えることは重要→自分をコントロールできるようになることが人生ではとても大切だから。
- 「待つ」とは「自分で気を紛らわせる(そらせる)」ことであり、その方法を教えてあげることが重要
- 女性であることと母親であることは融合する
- 女性と男性は対等ではないから、パートナーがおだやかで機嫌よく過ごすことができるよう、相手をコントロールしようとしないことや、基準を引き下げて妥協することが大事で、結局それがお互いによい効果をもたらす
- 夫と妻の分担をはっきりさせる
- 離乳食などの食育は子どもに食べ物のすばらしさを教えてあげる場。拒否反応を示したとしても、忍耐強く何度も与えてみること。
- 世の中や家庭など、それぞれの場には「枠組み」があり、その「枠組み」の存在をきちんと教えてあげること。枠組みを超えたことは理由などなくダメであり、毅然とした態度で接すること
以上です。
まだ、離乳食が始まったり、我がままを言って困らせるような年齢ではないので、どこまで実践できるかわかりませんが、私もこうゆう考えで対応しよう、と思ったものをピックアップしています。
ちなみに、子どもに「今日は朝までたくさん眠るのよ」と話しかけて~、というところは、実際に実践してみたのですが、19時に寝て、2時とか5時とかに途中で起きてしまっていたのが、ぱったりとなくなりました。最近は6時に起きてしまうので、できれば7時に起きてね、と寝る前にお願いしてみてます(笑)。まぁ、6時でもいいか、とは思っているのですけど。
私は「寝る子は育つ」と強く信じており、その点でも、上手に眠れるようになることは大変大切だと考えているのも、共感できたポイントでした。
また、自分をコントロールすることについては、大人になった今でも難しいことだと思うんですが、自身をコントロールできることは人生を生きやすくしてくれることだと思うので、ほっぺちゃんにもぜひ身に着けてほしい能力だな、と思っています。
「待つ」ことは「じっと耐える」ことではなく、「何かで気を紛らわせる」ことだという点が、それなら教えられるかもしれない、と思って気に入っています。
もちろんこの本の内容すべてに共感しているわけではありませんが、「自立すること」の大切さが根底にある点において、とても興味深く読むことができました。
続編で「フランス人は子どもにふりまわされない 心穏やかに子育てするための100の秘密」というのがあるそうなので、それも読んでみたいです。
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